林泉寺について
茗荷谷陵苑 縁の園は茗荷谷 林泉寺により運営されています
林泉寺は、慶長7年(1602年)伊藤半兵衛長光の開基、通山宗徹を開山として創立された400年以上の伝統と由諸ある曹洞宗のお寺です。初めは普蔵院と号しましたが、寛文3年(1663年)に林泉寺と改められました。文政の頃は境内拝領地1685坪の広さがありました。現代も境内には縄で縛られた石仏があります。俗称「縛られ地蔵」といい、大岡政談や銭形平次にも登場します。江戸中期に著された『江戸砂子』には、茗荷谷林泉寺のしばり地蔵は大変有名であると書かれています。
- 名称 :茗荷谷 林泉寺(みょうがだに りんせんじ)
- 所在地 :東京都文京区小日向4-7-2
- 宗旨宗派:曹洞宗
- 現住職 :34世林泉寺住職・江田真人
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茗荷谷林泉寺の本堂
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「縛られ地蔵」。茗荷谷陵苑 縁の園上階にある縄でしばられた石仏です。俗称を「縛られ地蔵」と呼ばれ、江戸中期に著された“江戸砂子”にも登場しています。
心の道場
本堂1階では、間口は広く、敷居は低く、懐は深い、を信条にさまざまなお稽古を開催しております。
坐禅、写経や茶道、華道、武道など豊かな心を養うお稽古を行なっておりますので、
お気軽にご参加ください。
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坐禅会
林泉寺坐禅会は昭和59年2月22日に創設され、多くの参禅者を迎え入れてきました。現在は、住職・江田真人による指導で多くの方が坐禅の道に励んでいます。初心者の方でも参加することのできる、誰にでも開かれた坐禅会です。
初めての方
初回に指導を受けた方のみ、毎週行われている坐禅会に参加できます。
初回指導 毎週水曜日 18時30分〜21時
*要前日までに予約 03-3943-0605
毎週月曜日6時〜8時 毎週水曜日19時から21時
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武道・写経・茶道・華道
武道 毎週日曜日19時〜
写経 毎月第4土曜16時~
※茶道・華道など各お稽古の詳細につきましてはお問い合わせください。
曹洞宗について
〈曹洞宗のはじまり〉
日本における曹洞宗は、鎌倉時代初期に道元禅師(どうげんぜんじ)により伝えられ、臨済宗などとともに鎌倉仏教の一つに数えられています。臨済宗の建仁寺で修業した道元禅師は、宋に渡り天童山で曹洞宗の天童如浄により印可を受けました。1228(安貞2)年に帰国し、京都に興聖寺を開きましたが、比叡山から弾圧を受け、1244(寛元2)年に越前国(福井県)に下向し、永平寺を開山しました。
その後、第四祖瑩山禅師(けいざんぜんじ)は多くの優れた弟子を養成し大衆教化にもつとめ、曹洞宗の素地をつくりました。
曹洞宗では、道元禅師を高祖、瑩山禅師を太祖として仰いでいます。「臨済将軍曹洞士民」という言葉があるように、臨済宗が鎌倉幕府や室町幕府など武家政権と強く結びついていたのに対して、曹洞宗は地方の武士や民衆に広まっていきました。
〈宗旨〉
曹洞宗は、お釈迦さまより歴代の祖師方によって相続されてきた「正伝仏法」(しょうでんのぶっぽう)を依りどころとする宗派です。それは坐禅の教えを依りどころにしており、坐禅の実践によって得る身と心のやすらぎが、そのまま「仏の姿」であると自覚することにあります。そして坐禅の精神による「行住坐臥(ぎょうじゅうざ)」(「行」とは歩くこと、「住」とはとどまること、「坐」とは坐ること、「臥」とは寝ることで、生活すべてを指します)の生活に安住し、安らかでおだやかな日々を送ることそのものに対し、生まれてきたこの世へ価値を見いだしていこうというものです。
〈教義〉
私たちが人間として生を得るということは、仏さまと同じ心、「仏心」(ぶっしん)を与えられてこの世に生まれたと、道元禅師はおっしゃっておられます。「仏心」には、自分のいのちを大切にするだけでなく、他の人々や物のいのちも大切にする、他人への思いやりが息づいています。しかし、私たちはその尊さに気づかずに我がまま勝手の生活をして苦しみや悩みのもとをつくってしまいがちです。お釈迦さま、道元禅師、瑩山禅師の教えを信じ、その教えに導かれて、毎日の生活の中の行い一つひとつを大切にすることを心がけたならば、身と心が調えられ私たちのなかにある「仏の姿」が明らかとなります。日々の生活を意識して行じ、互いに生きる喜びを見いだしていくことが、曹洞宗の目指す生き方そのものです。
※茗荷谷陵苑 縁の園は宗旨・宗派は問いませんので、曹洞宗の方はもちろん、どなた様でもご利用いただくことが可能です。
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